2017年06月08日

アスリート育成プロジェクト 杉本龍勇氏との会談


先日、齋藤佳久PTと掛川誠GKコーチが、2005年〜2010年にトップチームのフィジカルコーチとしてエスパルスに所属し、現在は法政大学経済学部の教授である杉本龍勇さんと会談する機会を頂きました。

杉本さんは、陸上選手としてバルセロナオリンピックに出場し入賞、また岡崎慎司選手の専属コーチも務め、日本代表、海外で活躍する選手に指導をされていることでも有名です。掛川GKコーチも現役時代にエスパルスで指導を受けました。




エスパルス時代に岡崎選手を指導する様子



エスパルス育成部ではサッカー選手である以前にアスリートの要素を持つべきであると「アスリート育成プロジェクト」を立ち上げ、自分の身体を自由に操作でき、また自己対話できるパーソナリティー形成を目的に、基本姿勢や動作能力の向上に向けた取り組みやトレーニングを行なっています。


サッカーとは実に様々な動きが入り混じり、一つとして同じ動きが入ることはないかもしれません。しかし、根底となる基本姿勢や走る、止まる、ジャンプする、構えるなどの基本動作は身につけておくべきであり、その応用がサッカーの動きに繋がると考えプロジェクトを進めていますが、杉本さんとの会話の中でも基本姿勢や動作の重要性を改めて感じることができました。


杉本さんは現在岡崎選手をはじめ、多くの海外でプレーする選手にパーソナルトレーニングを行っておりますが、彼等のパフォーマンスが崩れる時は、基本姿勢や動作が保てていないことが多いようで、世界で活躍している選手であれ基本を重要視しているそうです。


また、海外で活動する日本人選手のトレーニングを行う際に練習や試合を観る機会も多いようで、技術の上手さは日本人の方が高いけれども、海外の選手は常に高い強度(スピードや負荷)の中でプレーができるという違いがあるとお話されました。当然環境が与える影響は強いようですが、その中で姿勢を崩さずプレーできるか、スピードを落とさずにキックやパス、ターンなどをできるかが重要な要素になるようです。日本人がそこで活躍するためには、既に持ち合わせている高い技術を発揮するためのブレない姿勢や動作が重要になると感じます。確かに日本人と外国人とで骨格の違いなどはあるのかもしれませんが、基本を身につけていくことは最低限必要であると感じます。


また、海外で活躍している日本人選手の大きな特徴は、「良いと思うことを信じ、継続できる」選手が多いようです。少し取り組んで成果が出てそれで満足するのでなく、継続して取り組める姿勢も重要だとおっしゃっていました。きっかけは「言われたから」の部分もあるかもしれませんが、継続は「言われなくても」であり、そこに労力を向けられるかどうかが重要であると思います。つまり本気で24時間サッカーに費やすことができるかどうかで、エリートと呼ばれていなかった選手でも将来の可能性は無限に広がると感じます。



今回の会談を通じ、海外で活躍している選手、Jリーグでプレーする選手、またこれからプロを目指している選手など、カテゴリーは違うにしろ、根本に共通する部分は多くあると改めて感じ、「アスリート育成プロジェクト」の重要性を再認識しました。今後もエスパルスに所属する選手のみでなく、地域に対してもこの取り組みを広めていければと考えております。




齋藤佳久PT・杉本龍勇氏・掛川誠GKコーチ



2017年05月25日

アスリート育成プロジェクト 静岡県トレセン(4種)開校式にてレクチャーを実施


5月20日(土)に行われたU11-12(男女)静岡県トレセンの開校式にて、選手、保護者、コーチの方々に対してレクチャーをする機会をいただき、エスパルス育成部が取り組む「アスリート育成プロジェクト」の概要や実施内容、成果などを報告させて頂きました。











エスパルスで掲げているアスリートの定義や、具体的な内容として、基本姿勢や動きやすい姿勢(パワーポジション)、体幹トレーニングなどを紹介させて頂きました。会場の都合上、参加者全員で実技を行うことはできませんでしたが、デモンストレーションを参考に今後に活かして頂ければと思います。









「アスリート育成プロジェクト」で行っている内容は、ピッチ以外の所が大半であり、日常生活での姿勢や身体作り、食事など普段の練習(約2時間)以外でいかに継続して取り組めるかが重要になります。今回受講した選手や保護者の皆様も、受講直後は取り組む意識も高まっていると思いますが、これが1ヶ月なのか、1週間なのか、選手でいる限り続けられるかは自分次第になります。これらが習慣になり、無意識でも良い姿勢やプレーのための準備ができるよう日頃から取り組んで頂きたいと思います。


今回、エスパルスが目指すアスリート育成をクラブ外で発信するこのような貴重な機会を頂きましたが、エスパルスでの取り組みや成果の具体的な報告などは今後も積極的に行なっていきたいと思います。アスリート育成プロジェクトは「エスパルスに在籍しているから」という特別なものではなく、サッカー選手である以前のものでもあるので、是非多くの方々に興味を持ち取り組んでいただきたいと考えております。


そして、これらの取り組みにより数多くのアスリートが育成されることで、静岡のサッカーだけでなく、日本サッカー界の発展、また他の様々なスポーツ界においての発展にも繋がればと考えております。






エスパルスアスリート育成プロジェクトについては こちら



2017年05月24日

アスリート育成プロジェクト U-12三島ランニングレクチャー


U-12三島の選手に対してランニングレクチャーを行いました。

レクチャー開始の前に、新村コーチより今回のレクチャー実施の趣旨や、サッカー選手にとってのスプリント能力の必要性について説明がありました。

サッカー選手にとって‘走る’という動作は基本中の基本であり、速く走れることはどこのポジションにとっても大切になります。長い年月で身に付いてしまった癖はなかなか改善することができないため、この基本動作についての姿勢やフォームの習得は、年代が早ければ早い方が良いと考えられます。今のうちに良いフォームや形を身に付けることで、今後、筋肉などもそれに見合った発達が期待できます。(姿勢が良い状態と悪い状態とでは、働く筋肉も異なります。そのため、使われる筋肉は発達しますし、逆に使われない筋肉は退化していきます。)


ランニングレクチャーといっても、走る姿勢だけを身に付ければよいというわけではなく、それ以前に、走る前の歩く姿勢、立つ姿勢、座る姿勢などで良い習慣がなくては身に付きません。そのため、U-12の選手はU-10入団時より基本姿勢や体幹トレーニングへの取り組みを行なっており、その延長として今回のレクチャーに至りました。

走る際には、実に多くの筋肉を働かせます。そのため、普段の姿勢や動作で筋肉を刺激していない選手が、走る時だけ・・・となると、効果が期待できないばかりでなく、場合によっては過負荷となり怪我につながる可能性もあり、注意が必要です。



今回はまず現状把握も含め、光電管を用いて50m走の計測を行い、その後に走るメカニズムを理科の理論を交えながら説明しました。重心、反発力など少し難しい内容にもなりますが、ただ形で覚えるよりも効率の良い走り方の原理を知ることで、今後の発展にも繋がると考えられます。







その後に柔軟性や全身を使った運動などのドリルを行い、最後にフォームを確認しながらランニング〜スプリントまでを行いました。今回行なったドリルは、スペースなども必要ないものばかりなので、練習時間だけでなく自宅などでの自主トレで身に付けていって欲しいと思います。













レクチャーの最後に再度50mを計測しました。すぐにタイムに反映されている選手と、そうではなかった選手もいましたが、フォームに関しては多くの選手で開始前よりも改善している印象を受けました。今回習得したものを、今後に活かせるか、また発展させられるかは本人次第となります。是非、少しでもパフォーマンスを上げるために継続して努力してもらいたいと思います。






2017年05月19日

三島市サッカーフェスティバルPK大会


5月14日(日)南二日町人工芝グラウンドにて、『三島市サッカーフェスティバル』が開催され、PK大会に清水エスパルスU-12三島の選手がそれぞれのカテゴリー(U12/U11/U10)に参加してきました。







このフェスティバルは毎年、三島市主催で開催され、三島市近隣少年団・クラブチームが参加し、PK合戦にて勝敗を競う【PK大会】が大きなイベントとなっております。


エスパルスのジュニアチームからはU12の部に2チーム、U11に3チーム、U10に1チームの合計6チームで参加し、予選リーグと決勝トーナメントを戦いました。1対1(キッカーvsゴールキーパー)の真剣勝負で、お互いの駆け引きは非常に興味深く、イベントとはいえPKという独特の雰囲気の中、緊張している様子の選手もいて、キックが放たれる度に歓声やどよめきが沸き起こっていました。楽しみの中にある緊張感で、サッカーの醍醐味の1つを選手達は味わってくれていた様に思います。







会場の南二日町グラウンドの駐車場では、三島市少年団の保護者の方々が模擬店を出したり、各企業様のブースが出ていたりと、子ども達がタイルで自由に工作できる場所もあり、ピッチ外でも楽しめるイベントとなりました。


PK大会は、子ども達だけでなく一般の部(中学生以上)も行われており、一日を通して会場は常に大盛り上がりでした。選手にとって貴重な経験になったと思います。



 







このフェスティバルで、三島市少年団・近隣クラブチームなど多くのチームの選手・指導者・保護者の皆様と交流をさせていただきました。ジュニア設立以来、このようなフェスティバルに誘っていただけることに感謝しながら、選手自身も環境に甘えず、これからも個人個人が自分の目標に向かって同世代の選手達と共に頑張ってもらいたいです。そして東部・三島からも多くのプロ選手を輩出していきたいと思います。





2017年05月05日

U-15プレミアカップ優勝!!大会2連覇達成。


本日行われた『JFAプレミアカップ2017』決勝戦。エスパルスジュニアユースは名古屋グランパスU-15に3-1で勝利し、2年連続3回目の優勝を果たしました!







決勝の相手は同じ東海勢の名古屋グランパスU-15。プレミアカップ東海大会や東海地域リーグでも対戦していますが、お互いこの全国大会で成長を見せ、ここまで勝ち上がってきました。










五月晴れの中、J-GREEN堺にて行われた決勝戦。試合開始から自分たちのペースで試合を進め、8分に相手DFのクリアボールを花田耀祐選手がダイレクトシュート。先制点を奪います。







その後も攻め続け、前半だけで9本のシュートを打ちます。23分に中里圭佑選手がゴール前へ攻め上がりシュートを放ち、そのこぼれ球に東廉選手が素早く反応。追加点を決めます。



 




しかし、前半終了間際にコーナーキックからヘディングシュートを決められ、2-1で前半は終了。
後半は相手にボールを支配され苦しい時間もありましたが、最後まで粘り強く対応します。

58分にコーナーキックから田島詳基選手が弾丸ボレーシュートを決め、3-1のスコアで見事勝利を収めました。






 



また、エスパルスジュニアユースはフェアプレー賞を受賞。青島健大選手が大会MVPに選出されました。


会場で選手に大きなご声援をいただいた皆様、スカパー!やJFA-TVをご観戦いただき応援してくださった皆様、誠にありがとうございました。大会関係者の皆様、そして日々の活動を支えてくださるスポンサーの皆様、エスパルスジュニアユースにご声援いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。









選手にはこれからも第一目標であるプロ選手を目指すために、この経験を次につなげ、今出来ることを自ら考え、日々全力でサッカーに打ち込んでもらいたいと思います。日々の積み重ねこそが今大会の結果に繋がっています。エスパルス育成部はトップチームで活躍できる選手、さらには日本、そして世界を代表する選手を育てることに引き続き取り組んでまいります。

ユース・ジュニアユース・U-12への温かいご声援、サポートをこれからもよろしくお願いいたします。 










〜選手コメント〜

 
NO.4  DF 大塚 亮介
今大会は連戦で暑い中での試合が続きましたが、試合をこなし体力もつきました。相手のプレッシャーが速い中でそれをどうやってかわすかなど、プレーへの考え方も変わったので良かったです。この経験を生かして、練習からレベルの高い練習をして、三冠を獲りたいです。




NO.10  MF 青島 健大
初戦の山口戦で先制され、チームが目指す無失点は叶わなかったですが、優勝という目標をチームで成し遂げられて良かったです。今大会ではシュートで腰が落ちてしまったりダフってしまったりしたこともあったので、練習でもっとシュートの正確さを改善していきたいです。大会2連覇し今後は注目をあびると思いますが、そのプレッシャーにも負けないように練習し、二冠、三冠を獲り、プロになるために頑張りたいです。




NO.11  DF 宮原 秀仁
今大会では、自分の苦手なプレーや、自分のもっと生かしたいプレーに挑戦することができました。今大会で得た経験やつかんだものから新たに挑戦していきたいことも見つかったので、今後の練習や試合で取り組んで頑張っていきたいです。



 
NO.12  DF 田中 芳拓
大会中にみんなで力を合わせることができ、優勝できたのでとても嬉しいです。(田島)詳基選手と一緒に失点を少なくすることができ、粘り強く戦えたので良かったです。これからは、もっとスタミナを増やして、このような大会や遠征でも体力が落ちずにプレーできるように頑張りたいです。




NO.15  MF 東 廉
プレミアカップは、相手が強いチームばかりでしたが、全部勝つことができて良かったです。今大会では、しっかり相手を見てプレーできたことや、大事なところでゴールを決めることができたので良かったと思います。



 
NO.19  MF 中里 圭佑
予選初戦は相手の勢いにのまれて大変でしたが、そこからチーム全体のモチベーションを上げて、決勝でも相手にのまれることなく最後まで戦いきれて優勝できたので良かったです。自分のプレーで良かったことは、守備の予測が大会を通じてどんどん良くなったことで、課題は体力がなくなると判断が悪くなりボールを奪われることが多かったので、そこを改善していきたいです。



2017年05月04日

U-15プレミアカップ決勝進出!


ゴールデンウィークに開催中の『JFAプレミアカップ2017』。
エスパルスジュニアユースが2年連続決勝へ進出しました!


『JFAプレミアカップ』とはU-15年代3つの全国大会の一つ。(残り二つは8月の『日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会』、12月の『高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会』)

1997年から始まり、過去エスパルスは優勝2回(1998年、2016年)。昨年三冠を獲得した先輩たちの背中を見ながら成長を続けてきた選手たちが大会連覇を懸けて戦っています。







1次ラウンドを3戦勝利し、準決勝に勝ち進んだエスパルス。相手は同じく1次ラウンドを3勝で勝ち上がったセレッソ大阪U-15です。



 





30分ハーフで行われる今大会。前半28分に青島健大選手のパスを受けた花田耀祐選手がクロスを上げ、小塩拳生選手がヘディングシュート。先制点を奪います。



 



後半も勢いを落とさず集中を続け、チャンスを作ります。試合終了間際に相手のゴールキックを花田選手が弾き小塩選手が一気にゴール前へ。追加点を奪い、2-0で勝利しました。



 



決勝の相手は同じ東海地域代表の名古屋グランパスU-15。これまで何度も対戦している相手となります。今大会での成長を明日の決勝のピッチで表現し、プロを目指す上で貴重な経験を積んでもらいたいと思います。
エスパルスジュニアユースへの熱いご声援よろしくお願いします!!











〜選手コメント〜


NO.1  GK 野知 滉平

決勝は無失点で、これからの自分の成長につながるようなプレーをしたいです。






NO.5  DF 田島 詳基
前線の選手が安心して攻撃ができるために、しっかりと後ろでボールを奪い、ゴールにつなげたいと思います。






NO.6  FW 花田 耀祐
前からのプレッシャーや、チームを助けるゴールを決めることでチームに貢献し、優勝できるように頑張ります。








NO.13  MF 成岡 輝瑠
U-15日本代表でチームに合流してまだ日は短いですが、自分のプレーをを出して優勝したいです。









NO.17 FW 小塩 拳生
試合を決定付けるようなゴールを奪ったり、大きな声を出してチームを鼓舞して、優勝できるように頑張りたいです。






NO.18 MF 小川 雄一郎
決勝の相手は東海予選でも対戦している名古屋グランパスですが、みんなで走り切って5点以上得点を取って勝利したいと思います。



大会公式サイトは こちら



2017年05月03日

アスリート育成プロジェクト 身体作りの春 〜各カテゴリーでのアスリート育成〜


春はカテゴリーの変わり目であったり、新入団選手が加わる時期でもあり、様々なカテゴリーで育成部として取り組んでいる身体作りをレクチャーしたり、内容のアップデートを行いました。
 

〜U-11・12清水 食育、食事体験〜

ジュニアユースで2年前から行っている練習後の食事提供に今年からユースも加わり、オフザピッチからも選手育成にアプローチを続けています。

選手の身体を造る資本となる栄養は、どの年代でも重要となるため、早い時期より意識を高めてもらうことや、ジュニアユース、ユースの選手がどのくらいの量を食べているのか、バランスや質を実感して将来の目標設定をしてもらう意味を込めて、ジュニア選手とその親御様に、食事体験をして頂きました。







理想の部分を伝えることは簡単ですが、実際にジュニアユースの選手と一緒に同じメニューを食べてもらうことで、「食べていたつもりだけど、ジュニアユースの選手はこんなに食べるんだ、このおかずの量で3杯もご飯をおかわりするんだ」と理想と現実に直面し、将来の目標となったように感じます。その他にも食べている時の座る姿勢など、家ではなかなかできていなかった部分も、意識付けできたのではないかと思います。

ジュニアユースに入団して急に無理な量を食べると、食に対する拒否反応が生まれてしまうかもしれません。ジュニアユースに入団した際の量の目安を確認できたと思いますので、毎日少しずつチャレンジして、身体の基礎を造ってもらいたいと思います。










〜U-11三島 食育レクチャーと食事体験〜
 
ジュニア三島の選手は、練習後に三保まで来場することが困難なこともあり、合宿を行っていた聖一色寮で選手と親御様に対して食育の基礎をレクチャーさせていただきました。







今はインターネットで簡単に栄養の基礎や理想については検索できるので、今回は現実の部分をお伝えし、清水の選手と同様に将来の目標を立ててもらうことを目的に、ジュニアユースの食事風景の映像を見て頂きました。また、試合前・試合当日の食事、遠征先の食事についてなど、理想と現実の違いについてもお話しさせていだきました。

理想を追い求めることも大切かもしれませんが、育成年代では与えられた環境の中でたくましく生活でき、またどのような状況でも最高のパフォーマンスを出せる選手に育ってもらいたいと思います。



 






〜U-13 基本姿勢・体幹トレーニング指導実践〜
 
ジュニアユースの新入団選手に対しては、アスリート育成プロジェクトの土台であり、最も大切にしている基本姿勢や動作についてレクチャーを行いました。







人が動くためには、スタートポジション(開始姿勢)が崩れていてはその後の動作に必ず影響を与えます。寝る→起きる→座る→立つ→歩く→走る→スプリント、キック、ジャンプ、ターンと動きは繋がりますので、その過程のどこか一つでも崩れればその先には大きな影響を与えますし、例えばスプリントが出来ない選手は歩きや立つ、座るなどの姿勢に問題がある場合が多くあります。つまり、良い姿勢で座れていない、歩けていない選手は、良い姿勢でのスプリントは出来ないことの方が多いです。
 
したがって、日頃学校で過ごす時間が長い育成部の選手たちは、座って授業を受けていることが多いわけですが、そこで猫背で6時間授業を受けている選手が、練習に来てすぐに良いパフォーマンスを出すことは期待できません。



 





体幹トレーニングは今では誰もがその重要性を感じるかと思いますが、そもそも体幹トレーニングとは何なのか。体幹筋とは・・。座って姿勢を保つのも体幹筋ですので、そこで6時間猫背で体幹筋を使っていない選手が、練習に来てデイリーの体幹トレーニングを行う。体幹トレーニングはあくまで補強であり、日常生活から良い姿勢で体幹を刺激している(準備が出来ている)選手のためのトレーニングなのです。練習場で行う体幹トレーニングでは不十分であり、最悪それだけを行うことが過負荷になり、腰痛や怪我を招く心配さえあることなどをレクチャーし、その後にトレーニング方法の指導実践を行いました。







実践では選手が二人一組で、相手を評価し修正させることも行い、お互いに理解を深めてもらいました。言われたことをその場で修正することは簡単ですが、それを脳にしっかりインプットしなければ意味がありません。毎回同じことを言われるのは「つもりと現実」のギャップが生じているからです。主観と客観との差を埋めるためにはどうすれば良いのか、などもレクチャーしながら定期的な評価の重要性を伝えました。今後は反復を通じて、自分の身体を自由に扱える能力(自己対話ができる能力)も身につけてもらいたいと思います。




〜U-14 ランニングレクチャー〜
 
1年間、基本姿勢や動作の習得を行ってきたU-14の選手に対しては、走り方のメカニズムについてレクチャーと実践を行いました。光電管を用いて50m走を測定し、その後速く走るためのバイオメカニクスをレクチャーし、上半身から下半身まで全身を使ったトレーニングを行い、再度50mの測定を行いました。











すぐに結果として出る選手とそうでない選手もいましたが、新しい動きをすると脳を介する時間がかかり、動きがぎこちなくなってしまうこともあります。前後のフォームをビデオで撮影しフィードバックしましたので、今後は映像や知識をもとに、脳を介さなくても身体が自然と反応できるように反復練習を行ってもらいたいと思います。




〜U-15 止まり方、ターンの方法のレクチャーと実践〜
 
U-15の選手は週に1回フィジカルトレーニングの中で、基礎体力から実践的な身体の使い方などのトレーニングを行っています。その中で素早く方向転換できるためのメカニズムを物理的に説明し、どのように身体を動かし、重心をコントロールすればスムーズな移動が出来るのかを指導しました。このような細かな身体の動かし方は、ただ回数を重ねるよりも原理を理解した上で実践をした方が効果的であると感じ、トレーニングの冒頭にそれを説明し、その後実践するようにしています。







身体を動かすのは筋肉であり、いかに無駄な重心移動やロスなく効率的に身体を操るかがポイントであり、イメージを持って実践することが重要であると感じています。姿勢や動きのイメージや意識に集中するため、出来る限りトレーニングの内容はシンプルなものから始め、少しずつサッカーに近づけていければと思いますが、そこはなかなかスムーズにはいきません。しかし、中途半端になればその先の発展もありませんので、一年をかけて少しずつ動きの改善や向上に繋げていければと思います。



 



エスパルス アスリート育成プロジェクトについては こちら


2017年04月03日

U-12合同チーム(新U-11)『荒わしカップ』に参加


3月25・26日に大内遊水地グラウンドで開催された清水クラブ主催『荒わしカップ』にエスパルスU-12合同チーム(新U-11)が参加しました。











全12チームが参加する中、1日目は4チーム総当たりによるグループリーグを行い、3連勝で1位通過。2日目に順位リーグで1勝1分けとなり、1位リーグで優勝しトロフィーを獲得してきました。


試合は、選手個々が限られた時間の中でのプレーとなりましたが、普段トレーニングしている事をピッチで発揮していたと思います。

初めて合同チームで出場した対外試合で、最初はとまどいもあった様子でしたが、試合を重ねるたびに、お互いにコミュニケーションを取り、初めてとは思えないチームワークを見せてくれました。サッカーの醍醐味を感じさせてくれた時間でもありました。

雨が降る中での試合も経験し、ぬかるんだグラウンドに足を取られたりする場面もある中、貴重な経験の出来た大会となりました。






 



この2日間、三島の選手は、エスパルス聖一色寮へ宿泊しました。1泊2日のスケジュールでしたが、夕食前には、齋藤佳久PTより栄養の基礎知識と題して、保護者の皆様と食育のレクチャーを受け、良い姿勢も体感。









夕食はトップチームやユース選手と同じメニューを食べ、サッカー選手に必要な食事量や栄養バランスを学びました。食堂ではトップの北川選手も食事をしており、選手たちはその様子を横目に興奮しながら食べていました!






〜本日のメニュー〜
ビビンバ丼・中華スープ・タラの味噌マヨネーズ焼き・春巻き・韓国風サラダ・黄桃ヨーグルト・牛乳



就寝前には、ミーティングでサッカーの映像を見たりと、サッカー漬けの2日間となりました。








新年度が始まり、U-11の選手たちにも後輩が入団してきました。ジュニアチーム一丸となり、サッカー選手としてはもちろん、人としてより成長をしていって欲しいと思います。



2017年03月28日

清水エスパルスユース ドイツ・オランダ遠征レポートG


清水エスパルスユース
ドイツ・オランダ遠征レポートG


3月26日(日)-27日(月)

ドイツ遠征最終日は帰国のため、いつもより早くまだ薄暗い中朝の体操をしました。夜中にサマータイムに変わりましたが、寝坊する選手もおらず、無事に出発です。











デュッセルドルフ空港に着き、チェックインしようとすると、荷物が重過ぎて預けられない選手も。慌ててスーツケースを開けて整理するなど、ちょっとしたハプニングもありました。そして今回、遠征のコーディネートでお世話になったSETAGS UG瀬田様、浜野様とも、ここでお別れです。お二人とも、サッカーを通じて再会できること、そしてエスパルスの選手たちの今後の活躍を楽しみにして下さっていました。







今回、ドイツでの活動をサポート、そして様々な面で快くご対応頂き、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


まずはデュッセルドルフから、パリへ。
パリのシャルル・ド・ゴール国際空港は、非常に大きく、バスで移動し出発ターミナルへ。空港内には、至る所をテロを警戒し銃を持った警官やパトロール隊が歩いていて、テロが身近にあるという緊張感も味わいました。パリでは8時間ものトランジットがあったため、選手たちは食事や買い物をしたり、休んだりしながら、空港内で過ごしました。











そして、いよいよ日本へ。11時間半のJALのフライトは順調で、無事に羽田空港に到着。久しぶりの日本はやはり落ち着きます。



今回、10日間のドイツ遠征で、選手たちは高いモチベーションでサッカーに取り組み、大きく成長することができたと思います。ドイツで学んだこと、経験したことを日本に帰って来て継続して活かすことができるよう、これからまた日々努力していかなければなりません。

今回の遠征をサポートして下さいました、多くの皆様に改めまして感謝の気持ちでいっぱいです。誠にありがとうございました。チーム一同心より御礼申し上げます。選手には今回の素晴らしい経験、感謝をピッチで表現し、そしてエスパルストップチーム、さらには世界で活躍するプロ選手になるという夢の実現で恩返しをしてもらいたいと思います。
これからもエスパルスユースへのご声援よろしくお願い致します。

2017年03月26日

清水エスパルスユース ドイツ・オランダ遠征レポートF


清水エスパルスユース
ドイツ・オランダ遠征レポートF


3月25日(土)

遠征7日目、今日はレヴァークーゼンと今回の遠征最後の試合です。

幸運にも、レヴァークーゼンが新たに取り組むVR(ビデオレフリーシステム)のテストをこの試合で行うということもあり、今回はトップチームのスタジアムのBay arenaでプレーできる事になりました。







しかし、あまりその幸運が現実的ではなかったのか、選手達の朝の様子はいつもと変わりなく、淡々と試合の準備をしてホテルを出発しましたが、実際にスタジアムへ到着した時やピッチに出た時には、自分達がこのスタジアムでプレー出来るという喜びがかなり大きな興奮に変わったと思います。













先日のマインツとの試合で学んだ、スピードやパワーに対抗していくための準備やコミュニケーションや細かな対応を、いかにこの試合で発揮することが出来るか、逃げずに相手に向かっていける攻撃的なサッカーが出来るか、この遠征の総まとめにもなるレヴァークーゼン戦は、多くの選手達が成長した姿をピッチで表現できた形で終えることができました。











結果は2-0で終わりましたが、得点以上に決定機も作り上げ、相手のパワフルな攻撃の芽を摘むことにも成功する事が多かったと思います。







試合が終わり、ホテルまでの帰り道に少しだけ時間を作って、簡単なショッピングへ。リラックスした選手の表情が、今回の遠征の充実感を表していたと思います。













明日は朝食後に空港へ移動し、帰路に着きます。
帰国前夜、ヨーロッパでは8時間ある時差が、サマータイムに変更するということで7時間に変わります(夜中の1:59から一気に3:00になります)。

1時間睡眠時間が削られるならともかく、時間を間違えて遅刻してしまわないか、みんなハラハラ。最終日の夜の良いトピックになりました。明日の朝が楽しみです。